新職場での歓送迎会だった。
感想は、「飲んだら陽気な人たちばかりでよかったー」だろうか。

酒注いだり、あいさつばっかしてたら、
あっという間に1次会終わり。
せっかくの割烹料理、ほとんど食べられず。
とほ。

自分の仕事を終わらせ、元職場に行く。
私の後に新人の子が入ったので、
いろいろ教えないといけない。

フロアの中に入ると、
みんな「おかえり〜」とやさしく迎えてくれる。
こうやって言ってもらえるのは有難い。

彼もこっちを見ていた。
やっぱり顔が黒い。

新人ちゃんは素直で本当に可愛い。
すがるように見上げる目が小ジカか小リスみたいで、
可愛いの。
化粧もしてなくって、でも肌はきれいで、
すれてない真面目な女の子だった。
23歳らしいけど、20歳そこそこにしか見えない。
ちょっぴり自分の塗りたくった顔が恥ずかしくなった。
一瞬。

8時過ぎぐらいには引継ぎも終わり、やっとデート。
腹ぺこな私はかなりの勢いで焼き鳥を食す。

異動して少しやせたのに、また戻るな。

彼と会う約束をしたせいで、今日は一日がんばれた。
いっぱい頑張ったら、もっと楽しいデートになるはずだと考える私。
いや、そう思わないと浮き足立つから。
まだここでは新米だし。

お互いに仕事を早く終わらせて、和食デート。
たくさん食べたー！
最後はいつものかにぞうすい。
ここのは毛がにがたっぷり入っていて、本当においしい。

次の日、仕事の引継ぎの関係で元職場に行くことを彼に話したら、
じゃあ引継ぎが終わったら会おう、ということになった。

うれしいけど、集中して会えたあとは必ず、
しばらく会えなくなるからなあ。

でもやっぱり会うんだろうけど。

昨夜の彼からの電話で明日会うことになった。
やった！

車を置いてきてしまって、今朝の足がない彼のために、
愛車で迎えに行く。

やっぱりすごく焼けてる。顔。
ひとりだけ夏の顔。
かなり笑った。

ちょっと遠回りして、人気のない道を行く。
途中でキス。
朝から幸せ。

仕事は相変わらず。
とりあえず過去の書類を紐解き、お勉強。
電話は聞き取れないし。
私、場所が変わっただけでレベルダウンしてるわー。

結構ショック。
時間が解決してくれるのを待つ。

異動後、新職場への初出勤日。
社屋も違うし、ちょっとどきどき。
今までしたことがない朝礼も体験。
ところ変われば・・・じゃないけど、ルールも色々違う。
勉強になる。

で、肝心の仕事。
自分が引き継ぐファイルを見て・・・愕然。
何書いてあるのか全然わからん！
難しすぎる！

公務員なので詳しくは書けないけど、
はっきり言って理解不能。絶対誇大誇張じゃなく。
やっていけるのか私！
激しく不安になる。
不安のあまり、いただいたお菓子に手もつけず。

仕事終了後、即元職場に戻り、引継ぎ。
彼は今日歓送迎会だから、
出る前に着かなきゃ顔が見れない！
と思ったから走った走った。

おかげで、週末の外練習で日焼けした彼に無事会うことができた。
時間にして10分ぐらいだと思うけど、
「お久しぶりです」
って彼がおどけて話しかけてくれて、
なんかすごく幸せだった。

今までのように会えなくなるからこそ、
一緒の時間を至福のものにせねば。

これから、酔った彼から電話が来る予定。
わくわくしながら今この日記を書いている幸せ。

夜に彼から電話があった。
声を聞くだけで落ち着く。

明日から合えない不安とかさみしさとか、
結構薄まった。

「髪を乾かして早く寝なさい」

その言葉だけでほっとする。

今週中に1度は会おうって言ってくれた。
明日からがんばる！

最後の残務整理に出かける。
昨日の酒は残っていないけど、顔がひどい。

2時まで飲んでいたら駄目な体になってきたかも。

ファイルの整理とか、ごみ出しとか、机移動とか、
ほぼ力仕事。

買ってきたサンドウィッチ食べて、今度はデスクワーク。
立つ鳥としては綺麗に仕事を終わらせなきゃ。

異動先に荷物を運び、いよいよ今日でこの職場も最後。

毎日恋人に会えるという贅沢な生活も今日で終わり。
やっぱりさみしい。

残業終了後、同僚と飲みに行く。
久しぶりに気持ちよく酔った。
いやあ、『万寿』よりも『洗心』！
日本酒苦手な私でも、これはおいしかったなー。

楽しい夜だった。

いつものホテルに中華を食べに行く。
出が遅かったせいか、非常に混んでる。

私たちしか客がいない日もあるのにー。

料理が出てくるのは遅かったけど、おいしかった。
彼が好きな鶏とカシューナッツの炒め物、
ちょっと内容が変わっていた。
銀杏が加わって、おいしさは変わらず。
久しぶりに私がお会計して、店を出る。

その後、お酒を買って二人きりになりに行く。

最近、彼よりも早く私の方がベッドで寝てしまう。
疲れてるのかな。
異様に眠い。
彼の隣は最高に気持ちがいい。

今日も仲良しでした。
明日も会う約束をする。

中華デートだ！

今日、彼は大学の同窓会。
仕事の関係でどうしても出席しなくちゃいけない。

1次会で帰るから迎えに来てと言われ、
車でお迎え。
両親が温泉旅行中で不在のため、ほいほい出かける。

彼はミスドでドーナッツを買い込んで待っていてくれた。
一緒に食べるほのぼのデートとなる。

非常に清清しい頭で職場に行く。
彼、目を丸くしてました。
あの顔を見れただけでも髪を切った甲斐があったわ。

仕事中、コピー機の前でデートの約束をする。やった!!


彼は私のうなじに顔をうずめて嬉しそうにしていた。
明日も会う約束をとりつけ、満足満足。

それにしても、髪を洗うのも楽だし、何より格好いいし、
やっぱショートカット命。
女ぶりも我ながら上がったんじゃないだろうか！

私の異動が決まってしまった。
望んでいたこととはいえ、4月から離れ離れの生活が始まる。
木曜日、私も彼も飲み会だったので、
2次会終了後待ち合わせして緊急デート。
不覚にも泣いてしまった。

さみしいっていうより、不安な気持ち。
仕事はうまくやっていく自信はある。
異動先はいい人たちがいるし、その点に心配はない。

ただ、私のいない職場で彼の毎日が続いていって、
私と入れ替わりに来る他の女の子が、
彼に「おはようございます」って言う毎日が始まるんだ。

当たり前の恋人同士に戻るだけなんだけど。
非常に贅沢な不安感なんだと思うけど。

嫌なものは嫌だ〜！

ま、そんなことでうじうじしていてもしょうがないので、
ぱーっとスーツやらバッグを買い、
ついでに髪まで切ってしまった。
久しぶりにショートに戻した。
彼にはまだ内緒。
月曜日会ったらびっくりするだろうなー！(楽しみ)
しばらく髪を伸ばすわって宣言していたし私。

新しい職場、新しい私を楽しもう。
そうすることが二人の関係にもプラスに働くんじゃないかな。
そう思ってがんばろう。

早々に仕事を終わらせて、前に活エビを食したお店に行く。
お店のいろんなモチーフが桜の花びらになっていて、
すごく気に入ってしまった。
食事もおいしいし。

今日もエビをいただき、
カキのグラタン(殻つき)、大トロのあぶり、カジカの刺身、
あんこうのともあえ等おいしくいただく。

最近は喧嘩もしないし(というか私が些細なことでぶーたれなくなった)、いい感じのふたりだ。

仕事が終わって、何だか彼がそわそわしてるなと思ったら。
携帯に彼からのメール。

≪晩飯食べに行こう。返信待つ≫

週末に「会いたいメール」が入っていたから、
誘われたらいいな、ぐらいの淡い期待を持っていたけど。
嬉しい！

水曜日にも会う約束をして別れる。

プロ野球オープン戦巨人対日本ハム。
チケットを貰ったので札幌ドームまで行く。

ドームも新庄も見たかったし、
野球観戦しながらビールを飲むのが夢だったのです。

ドームの中、すごく綺麗です。
芝の緑が美しかった。

練習中の新庄はスタイル抜群。
他の選手と比べたら可哀相よ。
足の長さが違うもの。おしりの位置が高いんだ。
愛想もよくってさすが人気選手。
この日はすぐ交代しちゃったけど。

ビールを飲みながらレフト側で応援。
ホームランもがんがん飛んでくるし、
日ハムは優勢だし、楽しかったー。

今日の主役(私の中の)は、レフトの上田。
私は昔から高校野球ファンで、よく試合を見ていたのだけど、
私の中学生時代のヒーローが、
松商学園のエースだった上田佳範選手なのです。

格好よくってね、人気もあってすごいピッチャーだった。
彼の学校が勝ち進むたびに、きゃあきゃあ言いながら応援してた。

ドラフト1位で日ハムに入団したんだけど、
ピッチャーから外野手に転向してからはあまり活躍の噂も聞かず・・・。
私、プロ野球は好きじゃないし、
日ハムの試合中継なんて滅多に放送しないから、
私の中では自然に過去の人になってしまっていた。

でもこの日、途中出場してのタイムリーヒットや、
守備に着くときに応援団の声援に右手を軽く挙げて応える姿を見て、
春の選抜のサヨナラデッドボールとか不意に思い出してしまって、
胸が熱くなりました。

彼は高校野球児ではなくもう31歳で、
私も中学生のファンではなく27歳になったけど。

この日の邂逅は遠い日の記憶を呼び覚ましてくれた。
ドームに行ってよかった。
ホームランより勝ち試合より、上田選手に会えてよかった。

どうもたくさん会えた次の週は全く会えない。
そんな私たち。

メールも来ないしね。
読書したり、ゴスの新アルバム聞いたりして過ごす。

朝、別れてからまた彼は仕事＆練習。
練習が終わったらまた会う約束をしたので、
それまで部屋を片付けたり、
衛星第2で月組公演を放送してたのでそれを見たり。
彼から電話来るまであっという間だった。

今日は行きつけのお店に。
でも店が混んでいていつもの席に座れず。
この店でも活蝦が今日のメニューの中にあって、
ぺろりと食べてしまった。(また彼に殻を剥かせた)

今日も泊まっていくか？
という話になったのだけど、
ホテルに着くなり彼は爆睡。
そのまま朝まで1回も目覚めなかった。

2日連続だし、練習も仕事もあって疲れているのはわかるけど。
ぽつんと取り残された私はどうしたらいいの。
結局私もすぐに寝た。
寝るしかないんだもの。

私がすごく怒っていたのがわかったみたいで、
家に帰ってから、「ごめんねメール」が届いた。

一緒にいてもいられなくても切なさは消えてくれないな。
贅沢な病だと思う。